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イエローペットクリニック [妖精]

丘の上の 黄色い家

イエローペットクリニック

今日も だらしない シモンツ院長先生は 

ミグメ先生に 叱られていました。


妖精たちは 36歳 の ミグメ先生に 叱られている

59歳 の 院長先生が なんだか 頼りなく かわいそうに思いました。

しかし ミグメ先生も 似たり寄ったりで

この イエローペットクリイックしか 働けないくらい 

人見知りでしたので お互い様です。



他の 動物病院での 人間関係などを考えると

ミグメ先生は 働けそうにありませんでした。


動物には とても 情深い ですが

人間には とても意地悪でした。


「先生 という  いごこち の いい椅子に どっかり 座っているのよ」

と 青い妖精がいいました。


最近では この マタ市にも 腕のいい獣医さんが どんどん 増えました。

いいことです。



新しい 動物病院の 院長先生は ミグメ先生と 同い年の コウゴ アキ院長先生は

マタ市の 創業支援の補助を 受けて 立派に開業しています。

そういった やる気のある 前向きな 獣医さんには

やはり 付いてくる 飼い主さんが たくさんいます。


やはり 腹 の 閉め具合が ちがうことが はっきり 伝わってきますし

信頼感も ありました。


イエローペットクリニックの3人には ほとんど 向上心が ありませんので

いいところ 避妊手術 や ワクチンの注射 くらいでした。


後は 高齢の犬くんへの 点滴をしてあげて

最期のときを 飼い主さんが 

できることはした と なっとくできるようにしてあげるくらいでした。


シモンツ先生も 暇さえあれば

チハオウジ市の ノザル街道 にあるシモンツ院長先生が経営する 

動物美容院 があります。


そこの かわいい トリマー さんと お茶に誘うことに 力をいれていました。

このところ ミグメ先生 の妹のエリーさんにも 

「緊張いたしますから」 と やんわり お誘いを 断られていました。


やはり エリーさんに とっては 一応 姉の上司ですので

いやとは言えませんですし いくら シモンツ院長先生が 離婚して

独身であっても 自分の親と同じくらいの方とは お話もあわないのでしょう。


くろ猫 こばん も イエローペットクリニックの 住人の 猫 のモーちゃんたちも

心配しましたが シモンツ院長先生は 幸い ポジティブなので

「いやー エリーさんたら かわいいんだよな 照れているんだよ」 などと 

ほざいておりますので


青い妖精 も あんぐり お口をあけて あきれていました。

他の みんなも 安心しながらも 

「シモンツ院長先生は 現実逃避の 名人だよね・・・ちょっと やっかいかも」


みんな 心配することもないと 笑いました。


今日も のんきな イエローペットクリニックには

まったりとした 時間が 流れ


空に流れる雲 も 

そんな シモンツ院長先生 や

人見知りで 人間には意地悪な ミグメ先生を

大きな目 で 見守っていました。




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イエローペットクリニック [妖精]

イエローペットクリニック 

丘の上の 黄色い家

ワクチンの時期なので イエローペットクリニックも

一応 古くからの患者さんで にぎわっていました。

いいことです。


春からの時期は シモンツ院長先生も はりきります。

女の人の 服装が薄くなり

胸もとが 大きくあいて 診療中も どきどきです。



診療の後に 受付のウトサさんが 帰った後

夜中に 入院中の子の様子をみることもあって

診療所に 2人だけで あうことがありあます。 



イエローペットクリニックの 西がわの べランで

星をながめたり 部屋で食事を楽しみながら

入院中の子の様子をみて 

案外 いい時間です・


昔 尾根だったこの土地は

高台にあって マタ市は まだ 星がきれいでした。


大きなへびの ように 横たわっている

尾根幹 の 道路も 夜中は 車の通りも少なく

住宅外の 裏道にある イエローペットクリニックは とても 静かでした。


妖精たちも 人間の少ない この診療所が 大好きです。



第三の妻 の ミグメ先生は

昼間  第2の妻の ウトサさんがいないこの時間は

のびのび していました。

もうじき 第1の妻 が いなくなるので

自動的に 順位が くりあがります。

くりあげ 返済ならぬ

くりあげ 妻 です。


ミグメ先生は イエローペトクリニックで 1番必要な存在でいたいので

ウトサさんが 獣医でもないのに シモンツ先生が 

一番 頼りにしていることに 嫉妬していまし

女の人の 嫉妬は こわいですが

猫さん 犬さん たちは いたいほど 気持ちがわかりました。

飼い主 の 一番でいたいには 皆 同じです。


でも 妖精には あまり わかりませんでした。

妖精には 飼い主 もいませんし

1人でも 生きていけますので しがらみ も ないからです。


シモンツ院長先生が 興味をもつことは 全て

間に入って ミグメ先生を通さないと 

シモンツ院長先生と 話が できないようにすることで

自分の存在を 大きくしています。



ミグメ先生 は プライベートの ことまで

口をはさむので シモンツ院長先生の デートにまで

ついてくるようになり 3人で デートとなって

なんとも 奇妙なことになります。



そんな こんなで

イエローペットクリニックは

ちょっと 変わった 動物病院なのでした。


くろ猫 こばんは そんな 人間たちが けっこう 好きでした。

変なところもあるけれども

ぼくたち 猫たちを とても 愛してくれますし

同じ 生きもの として 考えくれているからです。



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イエローペットクリニック ウトサさん [妖精]

マタ市は 山を切り崩して たくさんの 団地をつくったので

昔 山の尾根にあたるところには、大きな道路が

大きなへび のように よこたわっています。


丘の上の黄色い家  イエローペットクリニックは

その大きなへび のような尾根の道路を 少し裏に入ったところにありました。


最近 大きなマンション や ステーキのチェーン店ができて

のんびりしていた ノミナミ町も ざわざわしてきました。


その大きな ノッポのマンションは、イエローペットクリニックの西に建ったので

ほんのちょと ですが 見えていた富士山も

まったく 見えなくなりました。

悲しいことです。


それでも  隣の ダチマ市 と マタ市 の境めにある

イエローペットクリニックの周りは、 のんびりしている方で

一歩 ダチマ市に 入ると 山里の風景が 残っていました。


今日も ウトサさんは、夫2号の シモンツ院長先生 の

シモンツ院長先生が 興味ない飼い主さんへの態度や 

病気いついての 説明不足について しかっていました。


ウトサさんは、獣医ではありませんが 25年以上も

夫2号の シモンツ院長先生の 治療の助手をしていましたから

門前のこぞう のように 病気や薬 治療の 知識はありました。

深夜の往診 や 2人での泊まりこみの待機など いつも いっしょでしたし


夫2号の シモンツ院長先生を ひとりにするのも心配で

外食も 1人できない シモンツ院長先生を気づかって

食事や 身の回りのこと お金のこと その他もろもろのことを 世話をしてあげています。

どこから見ても ウトサさんは シモンツ院長先生の 妻でした。


妖精いわく シモンツ院長先生には、3人の妻がいるようだ


1人めは、 本当の奥様

2人めは、 ウトサさん

3人目は、 ミグメ先生


ウトサさんは家に帰っても 単身赴任の 本夫 1号も いなく

1人っきりなので ウトサさんも さびしいのでしょう。


丘の上の黄色い家 イエローペットクリニックには、

それぞれの 心のへこみを うめあわせる

微妙な人間関係のバランス で成り立っていました。


シモンツ院長先生は、 あいかわらず のんきに

ミグメ先生 の 妹のエリーさん と お茶をする 口実を 考えながら

今日も 狂犬病のワクチンに 励むのでした。


シモンツ院長先生 の 猫の モーちゃんは

ずっと そんな イエローペットクリニック の 3人を 観察しつづけて

人間 も 猫のぼくたちと なんらかわりのない 生きものなんだな と 思いました。

人間 も 猫 も 動物 だってことです。



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イエローペットクリニック [妖精]

丘の上の黄色い家

イエローペットクリニック

獣医さんが 飢え死にしないように

ありがたい 動物と暮らすための ルールがあります。


4月ごろから 狂犬病のワクチンが始まります。

その時期は、イエローペットクリニックにも 活気が出てきます。


他にも フィッラリアのお薬 や ジステンバーの ワクチン

こばん の だーいきらいな 猫のワクチンなどが

獣医さんの 生活を救います。


シモンツ院長先生は、 59歳とは思えない ストレートで黒い髪を

かきあげながら、「そろそろ 床屋さんに行こうかな。」 と 鏡を覗き込みます。


きれいな奥様の飼い主さんが、 たくさんやってくるので

とくに この時期は、 シモンツ院長先生は、床屋さんには、あしげに かよいます。


ときおり めがねを光らせながら ミグメ女医に 

「院長 治療に専念してくだい この エロがっぱ」

としかられていますが


創業以来 の 受付 兼 助手の 妻のような存在の ウトサさんといえば、

やきもち も 焼くこともなく またかと 大きくあくびをしています。

まあ サトウさんには もう一人 エリートの 本夫がいますので 

余裕の いわば 「へ の かっぱ」 でした。


しかし 自慢の 長い髪も 50歳ごろから 黒いけれども

さすがに 頭のてっぺんは、 薄くなり始め

(こ・これは ひょっとして ザ・ザビエル禿げ!?)


それを 気にしている シモンツ院長先生は、

つとめて おじぎをしないように しています。

幸い シモンツ院長先生は、 背が高いので

大好きな 女の人の 飼い主さんには 見つかる率が少ないのです。



シモンツ先生は、この時期には、 ミグメ女医の妹の エリーさんへの

ラブレターを書くことや いろんな理由をつけて 用事をお願いしデートに誘うことができなくります。


シモンツ先生は、結構 思い込みが激しいといいますか

いい風に考える楽天的といいますか、

患者さん の 飼い主さんの女の人は 皆 自分の ファンだと思っているので

ファンの期待にこたえなければいけない と エリーさんへの アプローチを控えるのでした。


診療所が 忙しいこともあって Y氏も 遊びに3階の 屋根裏部屋から 降りてもこず

妖精 と くろ猫 こばんも 静かに 診療室の奥の シモンツ院長先生のパソコンの椅子で

他の シモンツ院長の他の猫さんたちと 静かにしていました。


妖精たちは、空中を飛びまわれるので 

ワクチン注射を がんばっている かわいい子たちを 応援していました。


そして シモンツ院長先生の だれも なかなか 見れない 貴重な?

ザビエル化 しはじめている 頭を ながめながら

将来 髪の代わりなる カツラを 見つけてあげようと 思うのでした。



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イエローペットクリニック [妖精]

イエローペットクリニックには

院長先生を含む 3人で 経営していました。

となりの000市には、ペット美容室もあって

そこには 3人の若いトリマーも、働いていました。


屋根裏部屋にいる Y氏は 空をコレクションしていますが、

院長先生は、 女の人を コレクションしているようでした。

患者さんの 飼い主さんが 女の人が多いのも うれしいかぎりでした。


ときどき 患者さん の 飼い主の 女の人を見て

ボーとしているのを くろ猫 こばんは 目撃しながら 笑っていました。


イエローペットクリニック の受けつけには

創業から いっしょに いい時 も 悪い時も やってきた

妻のような 受けつけ 兼 助手のような サトウさんがいました。


朝から 夜おそくまで 院長先生と 仕事以外いも いっしょに 出かけるので

夫婦のようでした。


サトウさんには 夫がいましたが 単身赴任で 1人ぐらしのようなもので

いっぽう 院長先生は 妻はいましたが ひえきった仲で

最近 離婚をし 自由を手に入れたようで いきいきしています。



それぞれの へこみを うめあわせられる 

仕事 でも プライベートでも いいパートーナーでした。


昔は いろいろありましたが もう 年老いた2人は 家族のようにつきあっています。

たまに 現れる妖精 が くろ猫 こばんに 

なんだか サトウさんには、 2人の夫がいるみたいね と つぶやいていました。



獣医さんがまったく この 00市になかった25年前は、患者さんもいっぱいきましたが

周りにたくさん獣医さんができた 現在は、 それほどでもなく


院長先生は ミグモ先生の お給料を 払うのに 

エリートの 夫のいる サトウさんは 結構 お金持ちなので

お金を よくかりていました。

これも 頭のあがらない 理由・・・・。


そんな 院長先生を 妖精 も 病院にいる 猫たちも 心配していました。

若いころ ミグモ先生は、通帳の数字が増えるのが 趣味でしたが

結婚して 実家をでましたら そうもいかず

夫 と 子どもを 養わなくてはならないから 大変です。


そんな 大変な 院長先生に 少しは リラックスしてもらおうと

Y氏の空 と 妖精 と 魔法の お勉強中 の こばん とで

イエローペトクリニックの 2階の 院長先生の部屋に

気持ちのいい 空間をつくて プレゼントしてあげました。

1日だけで 消えてしまう 空間だけど

50代最期 の 歳を 2月に迎えた 院長先生には、

いろんなことを 癒してくれる うれしい プレゼントでした。


院長先生 長生きして たくさんの 動物を助けてね。

こばんも 助けてもらった 1人なのです。 

妄想癖 や だらしないところ や ずるいところ も あるけど

妖精 も こばん も Y氏も

それを含めて 気に入っていました。



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くろ猫 こばん と 暇な時間 [ねこライフ]

今日も イエローペットクリニックは 暇でした。

獣医の お昼休みが 長いのは

その時間 手術 や 往診 の時間なのだが それさえありませんでした。


獣医は そんな時間を どのように 楽しく過ごすかも 大切なことです。


テレビにでてくるような 優秀な獣医さんは 休む暇もないくらいだが、

イエローペットクリニックは、そうでもないので のんびり やっていました。


そんな暇なとき 院長先生は

頼りにはなるが ちょっと こわい女医の ミグメ先生のいないすきに

ミグメ先生の妹へ ラブレターを 書きました。


30才も 年下の エリーさん に 一方的に 手紙を書くのが 

院長先生 の 楽しみの ひとつでした。 


若いころから いい恋愛 の 経験をしていないので

院長先生は すっかり 女性不信になって いるようで

妄想恋愛 の 風船は どんどん 膨らんでいくのでした。


書きあがった ラブレターを 頬を 少し ピンクに 染めて

こっそり こばんに 呼んで聞かしてくれます。

そんな イエローペットクリニック の 院長先生が

こばんは けっこう 気にいっていました。


風のここちいい 昼下がりのことでした。





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Y氏 の コレクション [Y氏 の コレクション]

Y氏が うれしそうに コレクションの空を

仕事の暇な イエローペットクリニックの 院長に お披露目していた。

「この空は なんでもない日の 空 2007年です。」 と Y氏

「なんでもない日って なんだかいいですね」 と 院長先生

「そうですね 空を ながめられる。 悲しくもなく 特別のこともなく・・・・」 と Y氏


2人は、 まだ お昼で いくら暇でも 仕事中なので サイダーで乾杯した。

「なんでもない日に かんぱ~い」

こばんも 大きくしっぽをふって Y氏のコレクション の 空を 気持ちよく ながめました。





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くろ猫 こばん は ときどき・・・・ [かわいい やつ]

さて 変な しま猫になる くろ猫こばんは

ここだけを お読みになる方は わからない??? でしょうから

ご説明いたしますと 

こばんは 魔法の お勉強中なので

いつも 魔法を 使うと 変なことになるのです。


よせばいいのに 今日も 魔法を 使ってみた。

いったい 何になりたかったのでしょうか?

これじゃあ こばん あなた お地蔵様ですから[わーい(嬉しい顔)][ふらふら]



こばん お地蔵様.プログs.JPG


こばん いわく 

眠っていたら だれかが この子 お地蔵様みたいな 顔して寝ているよ といったから

寝ぼけながら むにゃ むにゃ お・じ・ぞ・う・さ・ま・・・・・・ と いってしまい

うっかり 魔法の ことばを となえたら こんなんなっちゃいました~[ふらふら]

へ~でも いままでで いちばん うまく 変身できましたね[わーい(嬉しい顔)]


しかし こばんは 喜んでいいのか 悲しんでいいのか

複雑な気持ちでした。


2月の 風の強い 昼下がりの 出来事でした。(笑い)






さといもくん  [妖精]

丘の上の 黄色い家 

イエローペットクリニック


今日は 屋根裏部屋 の Y氏 も 

どこゆく風 状態 で 外出中

また 空(そら)をさがしにいっているのだろう


診療所も 暇そうにしていた。

犬さん 猫さん  みんな 元気でなによりです。


こんな 暇なとき いいこともある。



近くの 畑を 趣味にしている H氏から

採りたて さといも を いただいた。


お料理好き の ミグメ先生が 

ほんとは ふかして 塩だけで 十分 おいしいのだが

さといも君 が おかず に なりたいとせがみますので

こんな かんじに してあげました。


春菊さん も いただいたので

色ぞえ に ひとやくかって もらいました。


獣医さんは お仕事 も 大変そうだけど

暇なとき の 時間の すごしかたも 

考えなくてはいけない。


その おやくにたてて 

さといも君 も 春菊さん も

畑で 一生懸命 大きくなってよかったと 笑いました。


そして 後は みんなで おいしく いただきました。


野菜たちの 大切な 生命力に 感謝して。。。




さといもの煮込み.JPG
 


Y氏 の コレクション [Y氏 の コレクション]



丘の上 の 黄色い家 

イエローペットクリニック の 


屋根裏部屋には Y氏 が 住んでいる。 


今日は こばんは 一階の 診療室の入り口からはいり 

院長先生に 自慢の長い まっすぐな しっぽを ふりふりして

ご挨拶をして 3階の屋根裏部屋へと 階段を とんとんとん と登っていった。


Y氏は なんだか 忙しそうに

今日の朝 早く 手に入れた空を

大切そうに 運んでいた。


こばんは、いつも 意味不明な Y氏に 興味があって

屋根裏部屋 の 端っこから ながめているのが 好きだった。


Y氏も 気にするわけでもなく

ときどき お昼を ごちそうしてくれた。


いっしょに テーブルで チーズ や ミルク を 食べて

こばんの 話を きくときもあるし 

他のことを 考えていて  こころは どこえやらの時もある。





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