Y氏 の コレクション [Y氏 の コレクション]
Y氏が うれしそうに コレクションの空を
仕事の暇な イエローペットクリニックの 院長に お披露目していた。
「この空は なんでもない日の 空 2007年です。」 と Y氏
「なんでもない日って なんだかいいですね」 と 院長先生
「そうですね 空を ながめられる。 悲しくもなく 特別のこともなく・・・・」 と Y氏
2人は、 まだ お昼で いくら暇でも 仕事中なので サイダーで乾杯した。
「なんでもない日に かんぱ~い」
こばんも 大きくしっぽをふって Y氏のコレクション の 空を 気持ちよく ながめました。
仕事の暇な イエローペットクリニックの 院長に お披露目していた。
「この空は なんでもない日の 空 2007年です。」 と Y氏
「なんでもない日って なんだかいいですね」 と 院長先生
「そうですね 空を ながめられる。 悲しくもなく 特別のこともなく・・・・」 と Y氏
2人は、 まだ お昼で いくら暇でも 仕事中なので サイダーで乾杯した。
「なんでもない日に かんぱ~い」
こばんも 大きくしっぽをふって Y氏のコレクション の 空を 気持ちよく ながめました。
Y氏 の コレクション [Y氏 の コレクション]
丘の上 の 黄色い家
イエローペットクリニック の
屋根裏部屋には Y氏 が 住んでいる。
今日は こばんは 一階の 診療室の入り口からはいり
院長先生に 自慢の長い まっすぐな しっぽを ふりふりして
ご挨拶をして 3階の屋根裏部屋へと 階段を とんとんとん と登っていった。
Y氏は なんだか 忙しそうに
今日の朝 早く 手に入れた空を
大切そうに 運んでいた。
こばんは、いつも 意味不明な Y氏に 興味があって
屋根裏部屋 の 端っこから ながめているのが 好きだった。
Y氏も 気にするわけでもなく
ときどき お昼を ごちそうしてくれた。
いっしょに テーブルで チーズ や ミルク を 食べて
こばんの 話を きくときもあるし
他のことを 考えていて こころは どこえやらの時もある。
イエローペットクリニック [Y氏 の コレクション]
イエローペットクリニック 丘の上の 黄色い家
その3階の屋根裏部屋には
空(そら)コレクターの Y氏が 住んでいた。
こばんは よく 診療所の裏の塀から べランにのぼり
裏窓から 入りこみ 階段を トントントン と のぼって
Y氏 の ところに よく遊びにいっていた。
今日のY氏は 空(そら)を保存している
大型 冷凍庫の奥で 何かを
大切そうに 丁寧に 扱っているところだった。
こばんは 猫のとくいな歩行様式
足跡をたてずに 後ろから近づいった。
Y氏の肩に ピィヨン と とびのり
Y氏の 手元を のぞきこむと
そこには 小さなハートが あった。
「それ だれかのハート?」 と こばん
「すいぶん前に ある青年から あづかったハートさ」 と Y氏
それ以上は きかなかったし Y氏も 何もいわなかった。
ただ きらきらして とても 澄んだ ハートで
大切な 思いがつまったハートであることは
こばんにも 感じとれた。
実に きらきらしていた。
ほんとに。
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